あさぶ皮フ科クリニックは札幌市の麻生にある皮膚科・美容皮膚科・皮膚外科・小児皮膚科です。Webからの予約が可能です。どんな些細なことでも皮膚症状でお悩みならお気軽にご相談ください。

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水イボWater-wart

水イボとは

水イボは、子どもに多いウイルス感染症で正式な名称は伝染性軟属腫と言います。
原因となるウイルスは「伝染性軟属腫ウイルス」で毛の穴の中に侵入・感染して、水イボを発症させます。
水イボという名称の語源は不明ですが、夏の暑い時期、肌の露出が多い季節に多く見られる疾患で、水イボから排出されたウイルスが他の部位へ付着することで感染すると考えられています。

水イボの原因

伝染性軟属腫ウイルスによる表在性皮膚感染症です。
アトピー性皮膚炎や乾燥肌があると、皮膚のバリア機能が弱く多発しやすいと言われています。

水イボの症状

皮膚と同様の色の1~5mm程度の隆起が多数出現します。
水が入っているような光沢のある柔らかい、イボで痛みやかゆみはありません。
ぶつけたり、引っかいたりすると水疱がこわれて、炎症が起きてその後消えます。
消えていく速度よりも、拡大する速度の方が早く、一定期間その数は増えます。
しかし、数ヶ月すると、拡大は止まり自然と消えていきます。

水イボの治療法

軟属腫摘除

水イボ治療の第一選択は摘除術です。
特殊なピンセットを用いて、イボの芯をつまみ取ります。
処置の1~2時間前に局所麻酔のテープを貼っておくことで、ほとんど痛みがなく摘除することができます。
わずかに出血しますので、小さな絆創膏を貼ります。
当日のみ湯船は避けて、シャワーのみとします。
約1週間は、1日2回、朝と入浴後に、抗生剤の軟膏を患部に塗って頂きます。

凍結療法

液体窒素でイボを凍らせて、イボにダメージを与えて少しずつとる方法です。
2~3週間ごとに通院が必要となります。

漢方薬

処置をお受けになれない場合や、繰り返し再発する方には、漢方薬の内服もお勧めいたします。
ヨクイニン(ハトムギのエキス)という生薬を内服します。
ヨクイニンはハトムギの皮を除いた種で、古くから肌トラブルに用いられている生薬です。
ヨクイニンは消炎作用や体の水分バランスを整える作用があり、お肌のターンオーバーを正常化させることで、イボや肌あれをからだの中から改善します。
また肌への栄養補給や水分代謝を促したり、排膿・抗炎症作用などがあります。
粉薬や錠剤のお薬を内服できる2歳以上の方に限ります。
服用期間は、概ね2週間~数か月となります。