手足口病Hand-foot-and-mouth-disease
手足口病とは
手足口病は、口腔粘膜、手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症です。
手足口病の原因
手足口病はウイルスによる感染ではありますが、一種類のウイルスだけではありません。
免疫は付きますが、上記の通りウイルスが複数種類あるので、複数回発症することがあります。
つまり一度、ウイルスに感染して手足口病を発症しても、別のウイルスに感染して手足口病を発症するということがあります。
感染経路は、飛沫感染と経口感染があります。
特に経口感染は、注意が必要です。
手足口病のウイルスは感染者の便や水ぶくれの中にも存在するため、これらに不用意に触れないよう気を付けてください。
手足口病の症状
口の中はひどく痛くなることがあるので、痛みを和らげる薬や、ビタミン剤を内服します。
年長児では手足の水ほうが大きくなり破けてひどく痛がることがありますので、この治療が必要です。
お尻はかなりよく出る場所ですが、便がついてびらんになりひどくなることが多いです。
まれに神経系合併症があるので注意が必要です。
手足口病の治療法
特効薬は特になく、お子さんの免疫力で治るのを待つ治療になりますので、よく休みましょう。
痛みや熱で辛い時は、解熱鎮痛剤で症状を和らげることができます。
手足の発疹には特に塗り薬はありません。
口内炎の場所によっては、ぬり薬が処方されることもあります。