あさぶ皮フ科クリニックは札幌市の麻生にある皮膚科・美容皮膚科・皮膚外科・小児皮膚科です。Webからの予約が可能です。どんな些細なことでも皮膚症状でお悩みならお気軽にご相談ください。

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あせもHeat-rash

あせもとは

多量の発汗で汗を分泌する管(汗管)が詰まってしまい、汗の正常な排出が妨げられることが原因です。
このとき汗管にたまった汗が、周囲の皮膚組織を刺激して発疹ができます。

あせもの原因

汗をかく仕組みは皮膚に汗腺という汗を分泌する器官が全身にあり、汗腺で分泌された汗は汗管を通って汗孔から体表に出てきます。
気温の上昇や運動によって体内に熱がこもることで汗が分泌され、水分が体表から蒸発する時の気化熱によって体温を下げ、体温調節をしています。
あせもは、大量に汗をかくことでそのシステムがうまく機能しなくなり、汗を排出する汗管に一時的に汗が詰まって汗が皮膚の外にスムーズに出ていかなくなることが原因で発生します。

あせもの症状

あせもの症状には、主に3タイプあります。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

汗が皮膚の表面に近い部分に溜まることによって起こり、透明で小さな水ぶくれがポツポツと現れることが特徴です。
かゆみや炎症などはほとんどみられず、数日で水ぶくれが乾燥して目立たなくなります。
赤ちゃんの顔にできやすい種類のあせもですが、大人でも発熱などで大量に汗をかいた後にできることがあります。

紅色汗疹(こうしょくかんしん)

肌の外側にある「表皮」部分の汗管がつまることによって起こる、赤みのあるブツブツを指します。
一般的なあせもと言えば、この紅色汗疹を指すことが多くかゆみを伴い、ヒリヒリするような痛みが現れることもあります。
かゆみを我慢できずに掻き壊すと、症状が患部の周囲にも広がり、悪化する場合があるので注意が必要です。

深在性汗疹(しんざいせいかんしん)

肌の奥深い「真皮」内で汗管がつまったときにできるあせもです。
紅色汗疹を繰り返すことで起こり、なだらかな盛り上がりが敷石状に多く発生します。
赤みはなくかゆみもほとんどありませんが、汗を排出できなくなっているため体温が上がる環境下に居続けると熱中症を引き起こす可能性があります。

あせもの治療法

軽症なら部屋を涼しくして、肌を清潔に保っていれば治ります。
治りにくい場合は、炎症を抑える外用薬を塗ります。
かくことによって悪化しやすいので、かゆみ止めや炎症止めを使用します。
細菌感染が加わっている場合は、抗生剤を用いるケースもあります。
あせもは時期的な要因、体質的な要因があるため、一度治っても再発する事が多い疾患です。
あせもの再発を繰り返さないためには発汗後なるべくすみやかにシャワーを浴びるか、濡れタオルで優しく拭き取るように心がけることが大切です。