汗疱Pompholyx
汗疱とは
汗を多量にかくと汗腺が詰まり、出口をふさがれます。
やがて分泌されず皮膚内にたまった汗が炎症を起こし、水疱ができます。
さらにそれが破れて炎症を起こし激しいかゆみや痛みが生じます。
多汗症や金属アレルギーの人によくみられる病気ですが、ストレスや自律神経失調なども関係しているといわれています。
水虫のように菌による病気ではないので、他人に感染する心配はありません。
汗疱の原因
汗疱の原因ははっきりとわかっていません。
汗をかきやすい人や夏場に生じることが多いことから汗との関連性が指摘されていますが、小水疱と汗腺は通常つながっていないため、水疱内容液も汗とは異なります。
汗疱の症状
水ぶくれが生じては消えることを繰り返す病気です。
小さな水ぶくれが多発するのが大きな特徴で赤みやかゆみを伴うこともあります。
多汗症、金属アレルギーなどがリスクになっているのではないかと考えられています。
汗疱の治療法
かゆみがなかったら経過観察のみの場合もありますが、かゆみがあればステロイド外用剤を使用します。
皮膚を浸軟させれば汗は出やすくなることから、尿素系外用剤なども予防目的で用いられます。