汗には体温を一定に保つはたらきがあります。
しかし、必要以上に汗の量が多くなってしまうことを「多汗症」といいます。
その中で一部分の汗が多くなることを「局所性多汗症」ともいいます。
ワキは汗腺が密集しているので、局所性多汗症になりやすい部位の1つです。
「原発性」は「原因不明の」、「腋窩(えきか)」は「ワキの下」という意味です。
病気などのはっきりした原因がないのに、日常生活に支障をきたすほどの量の汗がワキから分泌される症状のことです。
ワキの下に原因不明の過剰な発汗が6ヶ月以上続くことに加え、下記の項目のうち2つ以上あてはまると、原発性腋窩多汗症と診断されます。